2024/2025シーズン シリーズ「光景―ここから先へと―」Vol.1 ブルノ国立劇場ドラマ・カンパニー『母』@新国立劇場 小劇場
【2025/5/28 19:00〜20:55(途中20分の休憩あり)】

カレル・チャペックの戯曲を、彼の母国であるチェコの劇場の来日公演。
以前に日本人による上演を観ていたので、話の展開や作品テーマは既知の上での観劇。
(オフィスコットーネ版『母』の観劇記録はコチラ ↓ )
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演出面では、書斎の棚をデフォルメしたような舞台装置が特徴的だが、その他の部分や演技面はオーソドックスと言えよう。「西洋の国立劇場の俳優による演技演出」というイメージから、大きく逸脱していない感じ…みたいな。手堅いというか、中庸というか。(その分、言葉や関係性を大切にしている、のだと思われる)
5人兄弟の役の、俳優本人の年齢差が役柄とうまくかみ合ってないせいか、兄弟間の(役柄としての見た目の)年齢差が若干不自然ではあったw
戦争という空気感を纏わせるのは、西洋の俳優のほうが確かに上手いし、妙な説得力もある。反面、彼らでなければ演れない作品か?というと、そこは少し弱い。
一方で日本人版はというと、戯曲を読み解く力とか、作品をトータルでどう見せたいかというような「解釈」においては、日本版で観た時のほうが掴みやすかったように思う。
今回はA席(サイドのバルコニー席)での観劇。舞台の一部が見切れるのは納得の上だったのだが、字幕の表示場所の設定が微妙で(舞台中央上部なのだが、舞台装置との干渉を避けるためか、少し奥のほうに吊られていた)、自分より前隣の人が少し前かがみになるだけで、もう字幕が見えなくなってしまった。
内容を知った上で観ているからまだマシだったが、それでも、意味のわからない(しかもチェコ語!)セリフだけを頼りに長時間かけて舞台の展開を追うのは、なかなか辛いものがあった。
(正直なところ、バルコニー席からの字幕の見え方がほとんど考慮されていない字幕位置だったと思われる。残念!)
2024/2025シーズン
シリーズ「光景―ここから先へと―」Vol.1【海外招聘公演】
ブルノ国立劇場ドラマ・カンパニー
『母』MATKA
〈チェコ語上演/日本語及び英語字幕付〉
作 カレル・チャペック
演出 シュチェバーン・パーツル
母 テレザ・グロスマノヴァー
父 トマーシュ・シュライ
オンドラ ロマン・ブルマイエル
イジー マルチン・ヴェセリー
コルネル ヴォイチェフ・ブラフタ
ベトル ヴィクトル・クズニーク
トニ パヴェル・チェニェク・ヴァツリーク
ドラマターグ ミラン・ショテク
美術 アントニーン・シラル
衣装 ズザナ・フォルマーンコヴァー
音楽 ヤクブ・クドラーチュ
英語字幕翻訳 ヤロスラフ・ユレチュカ、マルチナ・ナーフリーコヴァー
日本語字幕翻訳 広田敦郎
言語協力 エヴァ・スポウストヴァー
美術助手 テレザ・ヤンチョヴァー
演出助手 ヴィート・コジーネク
衣装助手 ユリエ・エマ・ルージチュコヴァー
制作 ブルノ国立劇場ドラマ・カンパニー
通訳 時田曜子(英語)、吉田真由子(英語)、伊川久美子(チェコ語)、豊島美波(チェコ語)
舞台監督 八木清市
技術監督 友光一夫
舞台・照明・音響操作 新国立劇場技術部、シアターコミュニケーションシステムズ、アート・ステージライティング・グループ、フリックプロ、本庄正和(舞台)、今江友昂(照明)、工藤尚輝(音響)、滝内康太(映像)、鎌田拓寬(大道具)、久保幸司(デザイン)
制作 村本千晶
プロデューサー 永田聖子
芸術監督 小川絵梨子
主催 新国立劇場
後援 チェコ共和国大使館
協力 チェコセンター東京
2025年5月28日〜6月1日 新国立劇場 小劇場
2025年6月4日〜5日 フェニーチェ堺 小ホール
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