シアター・デビュー・プログラム 平常×萩原麻未『ロミオとジュリエット』@東京文化会館 小ホール
【2025/1/31 19:00〜21:10(途中20分間の休憩あり)】

ずっとタイミングが合わず、観られなかった平さんの舞台。久々に観られて満足w
「花の都・ヴェローナ」から着想を得たと思われる、花をモチーフにした舞台美術のなか、ライオンのロミオ(モンタギュー家側の人物もライオン)と、ウサギのジュリエット(キャピュレット家側の人物もウサギ)で展開される悲恋。
劇中音楽は全て、萩原麻未さんによるピアノの生演奏で、選曲はクラシックのみ。演奏が入らない場面も多々ある。
平常さんの脚本・演出による『ロミジュリ』は、上演場面の選択として、モンタギュー家やキャピュレット家の両親は出てこず、パリスも出てこず、薬屋も出てこない。ひとりで演じ分けられて、ストーリーを押さえることができる、必要最小限の場面で構成されている。
人形は、ロミオは上半身(手もある)、ジュリエットは胸像的(手は無い)なこしらえ。マキューシオ、ティボルト、乳母は、顔部分(目鼻口は無い)のみの人形で、ローレンス神父とエスカラス大公は、平さんが人間として演じる。
ロミオは、少し声優っぽいというか、人形に声を充てている感じの演じ方に対し、ジュリエットは、かなりノリノリな、身体全体で演じていた印象。(基本的に、女性役の時のほうが活き活きしていたように見えたので、女性が多く出てくる作品が向いてるのかも)
笑える小ネタも随所に挟まっていて、子どもにも観やすく、楽しめたのだが、小ホールの舞台空間におけるピアノが占める割合が意外と大きく、演奏は確かに素敵だったのだが、もう少し広い空間に仕立てても良かったような。演技空間が少し狭すぎて、ちょいちょい演者が舞台装置に軽くぶつかっていたり、動きにくそうだったのが、観ていて少し気になった。
あと、ストーリー的に破綻はしていないものの、大前提である「10代前半の疾走的な恋愛」感は少し弱く、その「若さゆえの暴走」みたいなものが感じられるとなお良かったかも。
小ホールのホリゾント一面に張られた紗幕風の布に、切り絵模様の布が貼り付けられ(縫い付けられ?)ているのが良かった。(植物を連想させる切り絵が、透ける布に飾られているイメージ)
コメントを残す