観るのも演るのも日々是好日!

演劇界に生きる男の観劇記録

SPAC-静岡県舞台芸術センターで俳優やってます!

倉敷幼稚園→粒江幼稚園→粒江小学校→倉敷南中学校→総社南高等学校→大阪教育大学

関心あるモノ・コト = 演劇/LEGO/昭和歌謡からJ-POP/字を書くこと/フィギュアスケート鑑賞/温浴施設めぐり/乗り鉄/旅行/睡眠

SCOT SUMMER SEASON 2018
日本・インドネシア共同制作『ディオニュソス』@富山県利賀芸術公園 利賀大山房
【2018/8/24 19:00〜20:10(途中休憩なし)】
『世界の果てからこんにちは』@富山県利賀芸術公園 野外劇場
【2018/8/25 19:30〜20:30(途中休憩なし)】

2年ぶりの利賀村。野外劇場での『世界の果てからこんにちは』の、開演前の賑わいは流石!

今回は、『ディオニュソス』と『世界の果てからこんにちは』の2本の観劇で、どちらも、かつて出演したことがある作品のため、観ながら、どうも肩が凝ってしまうというか…むかし演じていたときに、自分や共演者が指摘されていたことや、苦労したことや、ハプニングなどなど、ついつい、いろんなことを思い出しつつ、観劇している自分がw
(思い出の曲を聴くと、当時の思い出が瞬時にフラッシュバックする感覚とほぼ同じ)

と同時に、現在演じている俳優たちの、観客には分からない苦労やら悩みやら、そういうものも何となく伝わってくるだけに、その見えない努力が思われてちょっと涙ぐんでいたり。
(作品世界とは別次元での感動ではあるがw)

『ディオニュソス』は日本とインドネシアの共同制作、とはいうものの、ペンテウスは中国俳優で、アガウエが日本人俳優(内藤千恵子)で、あとが全てインドネシア俳優なので、ほぼ「インドネシア版」である。
そのためか、スズキメソッドによる演技ではあるものの、全体的に「陽」の印象。別に明るく演じているわけではないが、身体の使い方みたいなものが南国風というか、発散系というか、「スコーン!」という感じ。あっけらかん、と言ってもいいのかもしれない。

『世界の果てからこんにちは』は、日本人俳優をメインにしつつも、ロシア、中国、韓国の俳優たちも配置した「アジア大陸版」な雰囲気も。
日本人以外も、もちろんよく頑張ってはいるが、作品世界がどうにも「THE 日本」という感じだし、昭和歌謡が使われていることもあって「昭和感」が強いので、日本人のほうがどうしてもしっくり来る。
日本人以外の俳優は、スパイス的に上手く使えば成立すると思うのだけど、日本人俳優と同じように扱って並ばせると、どうしても「間違い探し感」が出てしまう。
まあ、この作品は、半ば余興のような位置づけでもあるから、その意味では成立はしているのだが。

さて。鈴木演出から離れて10年となり、鈴木作品の見方みたいなものに、少し変化があったようで…

自分は、確かに、ここにいた。
ここにいたからこそ、いまがある。

そう思えた利賀観劇であった。


SCOT SUMMER SEASON 2018
日本・インドネシア共同制作『ディオニュソス』@利賀大山房
構成・演出:鈴木忠志
原作:エウリビデス

テーパイの王・ペンテウス:田冲(テン・チョン)
ペンテウスの母・アガウエ:内藤千恵子
ペンテウスの祖父・カドモス:Jamaluddin Latif(ジャマルディン・ラティフ)
ディオニュソス教の僧侶:Ari Dwianto(アリ・ドウィアント)、Washadi(ワシャディ)、Mohamad Aditia(モハマド・アディティア)、Anwari A. A. Pahar(アンワリ A. A.パハール)、Dian N. Saputra(ディアン N.サプトラ)、Seftino A. Sambalao (セフィティノ A.サンバラオ)
ディオニュソス教の信女:Sugiyanti Ariani(スギヤンティ・アリアニ)、Hildawati(ヒルダワティ)、Y. S. Laras Utami (Y.S.ララス・ウタミ)、S. Dexara Hachika(S.デクサラ・ハチカ)、D. Asti Wulanjani(D.アスティ・ウランジャニ)、Sarah Nurmala(サラ・ヌルマラ)

音楽:高田みどり
衣裳:鈴木忠志、Auguste Soesastro (アウグステ・スサストロ)
演出助手:竹森陽一、Bambang Prihadi(バンバン・プリハディ)
通訳:Hanggardha Priyahita(ハンガルダ・プリヤヒタ)
制作:Wiwit Roswita(ウィウィット・ロスウィタ)
制作助手:Bangkit Sanjaya(バンキット・サンジャヤ)
プロデューサー:Restu L. Kusumaningrum(レスツ I.クスマニングルム)
共同制作:Purnati Indonesia

SCOT SUMMER SEASON 2018
『世界の果てからこんにちは」
構成・演出:鈴木忠志

老人:竹森陽一
娘・早香:中村早香
僧侶:植田大介、石川治雄、長田大史、竹内大樹、江田健太郎
花嫁:張玙妤(ジャン・ユーユー)
紅白幕の女:佐藤ジョンソンあき、木山はるか、鬼頭理沙、國本紗季、Нана Татишвили(ナナ・タチシビリ)
車椅子の男:이성원(イ・ソンウォン)、加藤雅治、藤本康宏、平野雄一郎、飯塚佑樹、守屋慶二、谷京盛(グ・ジンシェン)、干宇立(ガン・ユーリ)、李俊(リ・ジュン)

花火師:前田徹、高橋保男、高橋光久、須藤優、村松秀隆、吉田倫哉、山嵜和樹、榎本昌弘、村井智紀、根岸佑佳、塩川和典

【全作品共通スタッフ】
演出助手:方昕(ファン・シン)
照明:丹羽誠
音響:小林淳哉
衣裳:満田年水、岡本孝子
道具:市川一弥

葛森皓祐

制作:重政良恵、岩片健一郎、園田祥子、戸田史子、半田晶子、進真理恵、尾形麻悠子、이수연(イ・スヨン)、張煦(ジャン・シュ)

主催:富山県、(公財)富山県文化振興財団
企画:SCOT
共催:国際交流基金アジアセンター、TOGA アジア・アーツ・センター、(公財)舞台芸術財団演劇人会議
後援:富山県教育委員会、南砺市、南砺市教育委員会
助成:平成30年度文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会、平成30年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業

2018年8月24日〜9月2日 富山県利賀芸術公園

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