新国立劇場 開場20周年記念 2017/2018シーズン『1984』@穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
【2018/5/20 13:00〜15:00(途中休憩なし)】

新国立劇場ではスケジュール的に観られなかったため、豊橋公演を当日券で観劇。
2050年以降の人たちが「1984」の読書会をしている、という二重構造で舞台が展開。原作の主要なエピソードを全部詰め込みつつ、簡潔でスピーディーな2時間に。
読書会の人たちの時代には、ニュースピークもテレスクリーンもビッグブラザーも存在せず…という設定なのだが、「本当に無いって言い切れるのか?」みたいな問題提起で幕。
詰め込まれている情報や関係性が膨大だし、原作を一度解体して再構築しているような感じなので、原作を知らないと難解な舞台に思えるかも。哲学的な概念も多いし。
出演を予定していた大杉漣さんが逝去され、神農直隆さんが大役の代役を好演。
主役の井上芳雄さんは、どことなく演技がミュージカルっぽいというか、セリフにメロディがつき過ぎているように聞こえてしまうのは、ただの先入観か?
舞台装置が、建て込まれつつも意外と広がりのある抽象性を兼ね備え、いろんな場面に対応してて印象的。
映像が多用され、演出面での功績大。やはり、こういう近未来的な設定の場合、もはや映像無しでの演出では現実味に欠けてしまうのだろう…という気がした。
自身が出演した『1984』から半年ぶりに、再度『1984』と向かい合い、良い反芻の機会となった。
新国立劇場 開場20周年記念
2017/2018シーズン
『1984』
原作:ジョージ・オーウェル
脚本:ロバート・アイク、ダンカン・マクミラン
翻訳:平川大作
演出:小川絵梨子
ウィンストン:井上芳雄
ジュリア(ウィンストンの恋人)、ウェイトレス:ともさかりえ
パーソンズ(7歳の娘に思考警察へと通報される):森下能幸
パーソンズ夫人、ウィンストンの母:宮地雅子
サイム(思考警察に連れていかれる):山口翔悟
オブライエン(党の中枢にいる):神農直隆
マーティン(オブライエンの部下):武子太郎
チャリントン(ウィンストンが隠れる骨とう品屋の店主):曽我部洋士
党員:堀元宗一朗
子役(トリプル・キャスト):青沼くるみ、下澤実礼、本多明鈴日
映像出演:野坂弘
声の出演:浅野雅博、大澤遊
美術:二村周作
照明:佐藤啓
音響:加藤温
映像:栗山聡之
衣裳:髙木阿友子
ヘアメイク:川端富生
演出助手:渡邊千穂
舞台監督:澁谷壽久
音楽:坂本弘道
稽古場代役:岩澤侑生子、加茂智里
プロンプ:竹内香織
制作助手:原佳乃子
制作:田中晶子
プロデューサー:茂木令子
芸術監督:宮田慶子
主催:新国立劇場
2018年4月12日〜5月13日 新国立劇場 小劇場
2018年5月16日・17日 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
2018年5月20日 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
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